トーヨーキッチンのシステムキッチンについて書いているシリーズ記事の2回目です。前回の記事はこちら 中古マンションリフォーム計画 7-3 TOYO KITCHEN INTERIOR 福岡ショールームは魅惑のるつぼ?
トーヨーキッチンのどのシリーズでも共通の魅力的な機能
他のメーカーには無い(他のメーカーより優れている)と私が思うどのシリーズでもある機能は、この5つです。
- ゼロ導線の1つ目 シンクの形が独特 シンクが深い、機能が豊富
- ゼロ導線の2つ目 シンクと加熱機器の距離が近い
- エアフローというキッチンに足がついていて他のメーカーみたいに床にくっついてない
- 扉板はメラミン加工の3層コーティングしてありとても丈夫で劣化しにくいし美しい
- ステンレスワークトップの種類が豊富で仕上がりも美しい
- 食洗器とIHはドイツ製のカゲナウを選択可。国産は、日立とリンナイ。
1,ゼロ導線の1つ目 シンクの形が独特 シンクが深い、機能が豊富
まず、シンクはステンレスのみです。人工大理石はありません。どれも四角く深く水撥ねしにくい構造になっているようです。
また、シリーズによって形が違いますが、パラレロシンク、3Dシンク、2Dシンク、2DSシンクとあります。(4Dってのもありますが、ここでは割愛します)
キッチンを作業場にするためにシンク上にステンレスの蓋をする事が出来るのですが、その①蓋をスライドさせて②まな板バージョンにしたり③水切りバージョンにしたりすることが可能です。そのため、シンクの上(中)で洗う、切るなどの下ごしらえから、パン粉をつける、お菓子の生地を混ぜる、出来上がりを盛り付けるなど全部出来ちゃうのです。

なので、シンクの外を汚さずに済みます。これって布巾でいちいち拭き掃除する手間が省けますから、とても楽ですよね。水で流せばよいのですから。

①+②が2Dシンク。これのちょっと小さいのが2DSシンク。①+②+③が3Dシンクです。パラレロシンクというのは、INOだけのシンクで①+②+③の上にシンクが広く板(蓋)を横長にした状態で使えるシンクです。まな板は作業場が横長になるので、切りものや作業がとてもやりやすいんじゃないかなと想像出来ますね。
また水栓が二つなのも、広くて深いシンクを掃除しやすく、使いやすくという観点からだそうです。確かに二つあると届かないところに届いて便利です。
2,ゼロ導線の2つ目 シンクと加熱機器の距離が近い
↓の写真の距離感。ほぼ隣に並んでます。ちなみに、右シンク+左加熱機器か左シンク+右加熱機器かは選べます。

なので、水栓を引っ張ってお鍋に水を入れるのも楽々だとか。その発想面白いですよね。そして、ゆでたりしたお鍋のお湯を捨てるのも近いから楽々。距離が離れていると、重いしお湯をこぼしそうですからそれも便利。それに、切った材料を腰をひねるだけでお鍋に入れられるのもすごい便利って思います。

3,エアフローというキッチンに足がついていて他のメーカーみたいに床にくっついてない

間が空いていないのが普通だと思ってましたが、確かに間が空いていると空気が通るので配管が悪くなりにくいですし、掃除も出来て衛生的。空気も循環するので、空調の効きも良くなりそうです。
そして、つま先が入るので調理が楽そうです。
INOだと透明な足も選べるそうで、より家具っぽくキッチンを置くことが出来るというホント他にはない発想がすごいですよね~
4,扉板はメラミン加工の3層コーティングしてありとても丈夫で劣化しにくいし美しい
BAY,BAYCUBEはラミネートですが、かなり高機能なようです。
熱硬化樹脂のメラミンを表面に使用しているため、熱や水、汚れや衝撃に強い、キッチン扉として優れた耐久性を併せ持ちます。
ラミネート(ドアマテリアル)|トーヨーキッチンスタイル (toyokitchen.co.jp)
INOだともっとすごいHPLというのが選べるようです。
HPL(ハイプレッシャーラミネート)はキッチンが日々の生活で直面する過酷な環境に対して、最も高いパフォーマンスを発揮する材料です。水や火、汚れなどに強く、耐久性に優れているだけでなく高いデザイン性も併せ持っています。
HPL(ドアマテリアル)|トーヨーキッチンスタイル (toyokitchen.co.jp)
一般的なメーカーは合板にプリントした紙を貼った仕上げなので、こういったメラミンのものと比べて経年劣化や熱などに弱いそうなんですよね。

5,ステンレスワークトップの種類が豊富で仕上がりも美しい
こちらは「アイス」という名前のステンレスワークトップ。芸術品のように美しくそれでいて傷が目立ちにくい優れものです。他にもいろんな仕上げがあり、さすがステンレスに強いメーカーだと感心してしまいます。

表面に施された凹凸の特殊なプレスパターンによりキズがつきにくく、さらに長年の使用で生じる細かなキズさえ目立たせません。トーヨーキッチンスタイル独自のクオリティコンセプトに基づき開発された、永く美しさをキープできるステンレストップです。
エンブレムトップ(ワークトップ)|トーヨーキッチンスタイル (toyokitchen.co.jp)
6,食洗器とIHはドイツ製のカゲナウを選択可。国産は、IHは日立とビルトイン食洗器はリンナイ。
カゲナウって知らなかったんですがドイツの超一流メーカーだそうです。もっと安いのでも良い私ですが、これしか選べないので仕方ないです(;^_^A
ちなみに、BAYより下位モデルはリンナイのビルトインしか選択出来ません。くぅ~~~涙

7,キッチングッズがかっこいい
キッチングッズと言っていいのかちょっと疑問なところですが、とにかくデザインにこだわっているのも特筆すべきところだと思っています。
水栓の形もかっこいいですし、さすがの技術を生かして換気扇フードも自社製。金属をキレイに丸く曲げる技術はさすがです。カップボードも豪華ですし、といって見た目だけかというと機能的でもあります。
トーヨーキッチンスタイルのキッチンは男性の方が一目ぼれする方が多いそうで、すごく分かります。国産の車より外車が好きな男性にググっとくるようなデザインがそろってるんですよね。サンワカンパニーさんも男前なシャープなデザインですが、サンワカンパニーさんをドイツや北欧車っぽいとすると、トーヨーキッチンさんはもう少し色気があるイタリア車なんですよね。
アルファロメオとかフィアットが好きな私がこっちに惹かれるのもさもありなん、だと思いました。
国産キッチン=デザインは無難、でも使いやすく痒い所に手が届きメンテナンスも安心な国産車
サンワカンパニーさん、グラフテクト=デザインがかっこいい。メンテナンスはそこそこ安心だけど国産より大変。機能もほどほどなドイツや北欧車
トーヨーキッチンスタイルさん=なんといってもデザイン。こいつに惚れた。メンテナンスとかなんとかはまぁ、何とかなる。こいつに乗りたい!イタリア車
こんな感じでしょうか(笑)
まとめ
このようにトーヨーキッチンスタイルさんのシステムキッチンは、他メーカーにない機能やウリがたくさんあります。このまな板や水切りを層にしておける形の3Dキッチンやパラレロキッチンを真似たのが、他メーカーさんの○○シンクだとか。
操業100年までもう少しだそうで、その冊子の社長インタビューを読みましたが、キッチンのフェラーリのような位置づけを目指しているような印象を受けました。
ほとんどの他メーカーが一般的な機能をつけ低価格で台数を出すという売り方をしているのに対し、自分のところは高品質高価格で本当に欲しい人に届くような戦略のようですね。そして同じく他メーカーが北欧風など出してくる中、最初のころからのイタリア風にこだわっているというのも差別化でしょうね。
やっぱり他と一線を画すトーヨーキッチンスタイルさんだなぁ、と感じました。
次回の記事では、そのすごいキッチンを体験できるという体験会に行ってきたことについて書こうと思います。使ってみたかったパラレロシンクやカゲナウのIH,かっこいい水栓など実際に使ってお料理させてもらえるというすごい体験会です。
それではまた~
